秒速5センチメートルの感想

映画は動画サイトで視聴できる時代

映画「秒速5センチメートル a chain of short stories about their distance」を観ました。わざわざDVDを借りたのですが、某動画サイトで無料で観れるようですね。

もちろん、アップしている人(あるいは某動画サイトかな?)は著作権をおかしていると思うし、そんなところで観ても何分の一も映画を感じることはできないと思いますが。DVD借りるのだって、たったの数百円だし。

以下、すこし大事なシーンについてネタバレしているので、未見の場合は気をつけてください。

切ないラブストーリーは男性向けアニメ映画?

秒速5センチメートルはアニメーション映画です。連作短編という構成になっていて、1人の女性を愛した男性を主軸にそれぞれ20〜30分程度の話が3話分展開されます。合計で60分ちょっとの短い作品です。

小学生の頃に出会い恋に落ちた2人が、その後20代後半になるまでを、ほとんど主人公の男性とそのまわりの描写を通して描かれます(日本語が変?)。

主題歌が山崎まさよしの「One more time, One more chance」で、詩の内容・曲の調子と同じように切ないラブストーリーが、時間の絶対的な存在感や2人の距離を通して強く響いてきます。

まあ、初恋の女の子を忘れられないダメ男の半生と言うこともできるのですが、少しでも似たような体験を持っている男性ならば、かなりセンチメンタルな気持ちにさせてくれること請け合いです。

女性にとってはどうなのかわかりません。ネットで他の方の感想を見たところ、あまり評判が良くないような気がします。男性の忘れられない気持ちって、女性にはあまり良く思われていないようだし。・・・というのは固定観念かな?

個人的に、強く印象に残っているのは第1話のラスト周辺です。

一見すごく結びついているようでありながら、実はおそらく2人の想いの決定的なすれ違いが描かれた第1話の終盤が、その後の切なさを全開にさせるシーンによってなんども反芻させられ、どんどん心に深く沈んでいく鈍い衝撃を感じさせます。

意見が分かれる第3話のラストシーンの解釈は、その直前の描写などを考えると前向きに受け取っていいのかなって思っています。

全編を通して映像と音楽は素晴らしく、60分間という少しまとまった時間の過ごし方としては損をさせない作品だと思います。

わたしは60分強ではなく、もう少し長く描いてくれたほうが作品に深く入っていけたし、美しい映像も楽しめたのになという思いもありますけど。とにかく、オススメです。

投稿日 : 2009年2月26日

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